製品レビュー

@HAM RADIO_



受信機

SONY ICF-SW40
100kHz〜30MHz AM, 70〜100MHz WFM
いわゆる短波ラジオ。 これでかなりの受信報告書を出した。


YUPITERU MVT-7000

100kHz〜1200MHzくらい(受信改造済みらしい) NFM,WFM,AM
ヤフオクで仕入れたため製品背景は不明。 あまり使い込んでいないのでよくわからない。
常に電池を内蔵していないとメモリ情報が消えるので萎え。


MARUHAMA RT-522DX

VHF〜UHF AM,NFM
これもヤフオクで仕入れたため詳細不明。 内部発振バソバソだし受信感度も著しく悪いので、ほうって置いている。



AOR AR8200mk2

0.1〜2450MHz、WFM、NFM、SFM、SSB(LSB、USB)、CW、WAM、AM、NAM。

デスクトップ機種AR8600と同時に開発され、同等の機能、性能を持つ至高のハンディ機。AR8200の筐体を用い後継機として発売されたが中身は別物だと思われる。数値上でのスペックは他の高級機種に劣るが、特筆すべきは混変調(?)やイメージなどの少なさで、目的の信号が本来あるべき位置でクリアに受信でき、あるはずのない信号はちゃんと聞こえない。性能のよさは短波帯でも発揮され、BCLにも十分な性能を持つ。ナローAMモードは混信除去に威力を発揮する。最小周波数ステップ50Hzで、アマチュアバンドのSSBも十分に復調できる。

スキャン方法などの機能は極めて多彩で、おそらくハンディ機随一。音声のない周波数を自動でスキップするボイススケルチ。バンドスコープはいまひとつ使い勝手が悪いがなんとか実用レベル。メモリは50チャンネル20バンク、サーチバンクは40組。シリアルポートを使いPCからコントロールでき、もちろんメモリの一括登録やバックアップも可能。

音声反転や空線信号除去などの嗜好性の強い機能はオプションになっている。音声反転機能は、単なるオーディオフィルタにくらべかなりクリアに復調できる。空線信号除去機能は、周波数可変であるので、JR以外の空線信号にも対応でき、しっかりスキャンでスキップすることができる。ボディはでかいが許せる範囲、バッテリは単3が4本で4時間から6時間と短い。気軽に持ち歩いてこっそり受信という用途には向かない。高性能、高機能である反面、メモリーネーム入力時に入力中の文字がカーソルで隠れて見えないなどの間抜けっぷりがAORらしい。



AOR AR16

0.5〜1300MHz、WFM、FM、AM。

AORのハズレの機種。受信感度は悪い、混変調多い、手抜きのマニュアル。メモリは500チャンネルだが、100チャンネル5バンクとバランスが悪い。サーチバンクは25組あるが、プリセットされているものを変更することができない。モードや周波数ステップはセットモードに入らないと設定できない。スケルチはオートとOFFしかなく、マニュアルで調整できない。VFOモードという概念がなく、サーチモードを選択してからダイヤルを使って周波数を合わせる。プリセットされたサーチバンクを使えば、STARTボタンとPASSボタンのみの操作で、かなりお手軽につまみ食い受信ができる。つーか、このように難しい使い方を意識せず、気楽に使えるようにした機種であると考えられる。機能は必要最小限なので、操作性もシンプル。超小型、超軽量、単3二本で動作、秘話解読機能内蔵など、一般人が喜びそうな仕様は評価できる。



ICOM IC-R3ss

0.5〜2450MHz、WFM、FM、AM。

映像が受信できることで話題になった機種。しかし、映像のスキャンができない、映像の感度がかなり悪い、実際に受信するネタがあまりないということで、結局テレビ放送を受信するしか使い道がなかった。TFT液晶画面は情報量が多くわかりやすいが、つけっぱなしにすると内蔵リチウムイオンバッテリが2時間しか持たない。バンドスコープ機能は、周辺周波数をたった一度だけスキャンしてSメータの振れをリストアップするだけなので意味なし。方向探知機能も苦し紛れ。付属のACアダプタは、接続して電源を入れると容量が足りず動作不良となるので、充電専用として使う。メモリバンクは50チャンネル8バンクと使いやすい。プログラムスキャン(サーチ)は25組と多い。メモリーネーム機能があるのはよい。受信性能は決して悪くない。。映像受信機能を活かせてない、つまり無駄な装置がついているという点を除けば悪い機種ではない。他人に見せて自慢するときには大きなインパクトを与えるのがよい。

※ACアダプタは、ソニーのオーディオ用4.5V 700mAのものがそのまま無改造で使える。



ICOM IC-R1

0.1〜1300MHz(公称2〜905MHz)、WFM、FM、AM。

超小型広帯域受信機の流れを作り話題となった機種。だが、いまこれを実用にするのは懐古趣味以外のなんでもない。小型化のためバッテリが犠牲になっており、内蔵のニッカドバッテリはほとんど持たないため、外部電源または別売の乾電池ホルダが必要になる。が、動作電圧が7.2Vのため単3電池が6本も必要で使い勝手が悪い。受信性能は、感度はほどほどに良いが、いわゆる混変調やイメージが多すぎる(混変調という言葉の意味は使い方が合っているのかちょっとアレだが)。メモリは100chだがバンクがひとつしかなく(当時、メモリのバンクという概念は一部の高級機種を除いて、なかったように思う)、スキャンはプログラムスキャン(サーチ)に頼ることになる。音質は硬く、ノイズっぽい。外部スピーカをつないでもあまり改善しない。当時は三流メーカー品を大きく引き離した製品だったが、今となっては役不足。