短波放送周波数表

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ILG Radio の短波放送周波数表利用方法

BCLに重要なものは、当然ながら受信機やアンテナです。特に、受信機よりアンテナの重要性を強調する人が多いでしょう。しかし、受信機やアンテナと同じくらい重要なものがあるとすれば、それは「情報」でしょう。どの時間に、どの周波数で、どの放送が聞けるのか、あるいは、今聞いている放送は何なのかがわからなければ、せっかくの受信機やアンテナも活かせません。これらの情報は、さまざまな出版物やウェブサイトで得ることができますが、出版物は多くの場合年一回の更新なので情報が遅く、紙をめくって調べるのが面倒です。個人のウェブサイトの場合は、情報が断片的で更新頻度も頼りない場合が多くあります。

ここで紹介する ILG Radio の周波数データベースはネットで公開されている短波放送のデータベースです。専用の Windows用ブラウザソフトを使って、単に閲覧するだけでなく、周波数や局名順にソート、放送時間帯や対象地域、言語を指定してフィルタリングなど、コンピュータならではの便利さで高度な閲覧ができます。このデータベースは定期的に更新され、完全に無料で利用できます。ここではその利用方法を紹介します。


ユーザー登録する。

まず、ILG Radio のサイトを見てください。
http://www.ilgradio.com/ilgradio.htm
データベースの利用には、ユーザー登録が必要です。まず、Order your Personal FREE Password をクリックします。レジストレーション画面で、氏名、メールアドレス、住所、その他アンケートを記入します。レジストは手動で行っているらしく、嘘っぽい内容は登録されにくいようです。メールアドレスにフリーメールは使えません。すべて正直に記入した方がよいでしょう。登録までにかなり日数がかかるようです。(私の場合は一向に返事が来ないので、メールアドレスを変えて何度も登録し直しました。) 数日するとパスワードが送られて来ます。

データファイルをダウンロードする。

パスワードが送られて来たら、Free ILG Radio Download Page をクリックし、ダウンロードページに行きます。ここでダウンロードするものは、"ILGRadio Short Wave Database TEXT Format (without separators)" のみです。ファイル名は ilgstext.zip のはずです。クリックするとパスワードの入力が求められます。

ブラウザソフトをダウンロードする。

Windows版ブラウザソフトは、GNPDB Software のページにあります。ここから、"ILGRadio Broadcast Database Program GNPDB" をダウンロードしてください。

http://www.ilgradio.com/gnpdb/
ILGRadio Broadcast Database Program GNPDB
http://www.ilgradio.com/gnpdb/gnpdb.html






Windows版のブラウザソフトは、元々ある受信機のコントロールソフトとして作られたもので、閲覧をしながら受信機のチューニングをするようにできています。ILG Radio の提供するソフトはDOS版で、これはデータファイルと同じところからダウンロードできます。DOS版ソフトを使う場合は、DOS用のデータファイルをダウンロードしてください。


ブラウザソフトをセットアップする。

ソフトは適当なディレクトリに解凍すればOK。先にダウンロードしたデータベースファイル ilgstext.zip を解凍し、同じディレクトリに ILGSTEXT.TXT を同じディレクトリに置いておきます。GNPDB.exeを起動し、メニューから Databese → Create を選択。データベース名 (名前は何でもよい) と、ILGSTEXT.TXT の場所を指定し、OK を押す。(図1) するとデータベースの構築が始まり、閲覧ができるようになる。(図2)


図1 データベース名とILGSTEXT.TXTを指定。


図2 全レコードを表示したところ。


図3 表示フィルタを設定。


図4 アジア向け日本語放送をリアルタイム表示。


ツールバーの F ボタンを押すと、フィルタを設定できます。図3のように設定すると、今現在放送中のアジア向け日本語放送のリストがリアルタイムに表示されます。(図4) フィルタは何種類かプリセットすることもできます。リストの見方はヘルプを参照してください。